美容歯科

美容歯科とは

口元の美と健康に対する意識は年々高まってきており、ホワイトニングやセラミック治療などの審美歯科治療を受ける方が増えています。
しかし最近では、審美歯科とはまた別の視点から美を追求する『美容歯科』が注目されています。
審美歯科では、歯自体の美しさを取り戻すための治療が行なわれますが、美容歯科では、主にアンチエイジングを目的とし、お口周りの美しさを取り戻すための治療が行なわれます。

美容歯科とは
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ヒアルロン酸注入療法

ヒアルロン酸とは

当院では、唇、法令線、マリオネットライン(口角から顎にかけて伸びるシワ)などにヒアルロン酸を注入してシワを解消し、ハリを出して若さと美しさを取り戻す『ヒアルロン酸注入療法』を行なっています。
ヒアルロン酸はアミノ酸の仲間『ムコ多糖類』の一種で、人の皮膚などに存在するゼリー状で粘性・弾力性のある液体です。とくに脳、目、心臓、子宮、へその緒、軟骨、関節液、皮膚の細胞間に多く含まれます。皮膚を例にあげると、真皮という部分は弾力性に優れたコラーゲンという繊維でできていますが、ヒアルロン酸はその間を埋め尽くすように存在しています。このため、肌のヒアルロン酸量が多いと、皮膚にハリが出るのです。
お口周りのシワにお悩みの方、肌のハリをよみがえらせたい方は、ぜひ当院にお越しください。

ヒアルロン酸とは
ヒアルロン酸の特徴

保水性に優れている ヒアルロン酸の最大の特徴は、1グラムに6リットルもの水分を蓄えられるほどの保水性があるということです。しかし、体内のヒアルロン酸量は加齢と共に減少し、0~20歳を100%と考えると、60歳ごろには20~25%まで減少してしまいます。 体内に吸収される 体外から補給したヒアルロン酸は、体内で少しずつ水分に変化し、半年~1年ほどかけてそのまま吸収されます。ヒアルロン酸が配合されたスキンケア製品が多数販売されていますが、ヒアルロン酸は分子量が大きいので、肌から補給するより直接体内に取り込めるサプリメントや注射が効率的です。
元々人の体内にある成分なので、副作用の心配がなく、関節炎などの治療にも使用されるなど安全です。

ヒアルロン酸の特徴

アレルギー反応を起こしにくい 同じく美肌成分として注目されているコラーゲンはアレルギー反応を起こす可能性がありますが、ヒアルロン酸でアレルギー反応を起こす確率は0.1%と非常に低くなっています。
そのため、注入前のアレルギー検査をする必要がなく、当日すぐに治療することが可能です。

種類が豊富で、応用範囲が広い ヒアルロン酸は、体内の各部位によって分子の大きさや密度が異なります。
また、体外から補給した場合、分子が小さいほど吸収が早く、大きいほど持続性に優れているとされています。美容外科での施術には、シワ取り、顎形成、バストアップなどでヒアルロン酸を注入しますが、異なる部位でもヒアルロン酸を使用できるのは、目的に合う種類のものを使用しているからです。

ヒアルロン酸注入療法のメリット ヒアルロン酸注入療法では注入に注射器を使用するので、メスを使用せずに行なうことが可能です。
注入の際は口内に麻酔注射を行ない、法令線より下の表面すべてに麻酔が効いた状態で行なうので、ほとんど痛みを感じません。これは治療で日常的に麻酔注射を行なっている歯科医師だからこそ可能な技術です。
また、短時間で終わり、注入後はすぐに治療結果をご確認いただくことができます。ダウンタイム(回復までの時間)もほとんど必要ないので、忙しい方や誰にも気づかれたくないという方でもご安心ください。

ヒアルロン酸注入に適した箇所と効果

当院では、歯を失って口元のハリがなくなってきた方、噛み合わせが低くなって口元がたるんできた方、歯周病で歯肉が痩せてきた方など、歯科領域の疾患で見た目が変化してしまった場合や、一通りの歯科治療を行なったうえで、より一層の審美的改善をご希望される場合に、ヒアルロン酸注入療法をおすすめしています。
これらのお悩みがなく、単純に美容のみを目的とされている方には、あまりおすすめしていません。
しかし、審美的要素は患者さまご自身の主観によって判断される部分が多いかと思われるので、患者さまの判断基準を最優先とし、可能な限りご要望を満たせるようなご提案をさせていただきます。
注入に適した箇所と効果は、以下のようになります。

ヒアルロン酸注入に適した箇所と効果

・法令線(鼻の両脇から唇の両端に伸びるシワ)の除去
・口角(上唇と下唇の接合部)のリフトアップ
・唇のボリュームアップ
・上唇の縦ジワの除去
・マリオネットライン(口角から顎にかけて伸びるシワ)の除去
・歯肉のボリュームアップ

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入療法というと、一般的に美容外科などで行なうものというイメージを持たれている方が多いかと思われます。しかし、歯科医師だからこそ、口元の美を維持するためのケアの一環として行なえる治療法ともいえるのです。
歯科医院で審美的改善を行なえる範囲は、厚生労働省による「歯科口腔外科に関する検討会」で決められており、歯科医師が単独で診療可能となるのは、以下の領域となりました。 「標榜診療科としての歯科口腔外科の診療領域の対象は、原則として口唇、頬粘膜、上下歯槽、硬口蓋、舌前3分の2、口腔底に、軟口蓋、顎骨(顎関節を含む)、唾液腺(耳下腺を除く)を加える部位とする」。
『口唇』というと唇の赤い部分をイメージしますが、赤唇部だけでなく口輪筋(口唇周囲にかけての口筋のなかで口を閉じ、口の周囲を前方に尖らせる筋肉)で裏打ちされた皮膚部周囲となります。
具体的な治療部位は、法令線、上唇と鼻の下縁までの部分、マリオネットライン、下唇と顎までの上約半分(顎先は含まない)となりますが、この範囲であれば、高度な知識と技術をもって治療を行なえば法的な問題は生じません。
なお、「頬のたるみを改善したい」「鼻筋を高く整えたい」など、治療適用範囲外の部位への注入のご要望にはお応えいたしかねますので、ご了承いただけますようお願いいたします。

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アンチエイジング

アンチエイジングとは

アンチエイジング(抗加齢)は、『病気の治療』という視点ではなく、『健康な人にさらなる健康を』という視点に立った予防医学です。
お口は、呼吸する、食べる、飲む、味わう、話す、笑う、などといった日常生活でごく当たり前に行なわれる機能に必要不可欠な器官であり、これらの機能をきちんと果たせることで全身の健康やQOL(Quality Of Life:生活の質)を維持することができます。
アンチエイジングの実践における歯科の役割は大きく、歯科からアンチエイジングを提唱することは、非常に意味があるといえます。

アンチエイジングとは
歯科発のアンチエイジング

虫歯や歯周病などの原因となる細菌は、口の中から全身に悪影響をもたらす悪玉菌です。
これらは口から血管に入り込み、糖尿病、心臓・血管疾患、内臓疾患など、虫歯や歯周病以外にも多くの病気を引き起こします。
アンチエイジングにおいて重要なのは、血管の若さを保つことだといれています。
しかし、細菌が口から血管に入り込むことで血管の老化を早め、疾患を引き起こしてしまうのです。
つまり、お口の中を除菌して口腔衛生を維持することが、血管の老化を防ぐための近道といえます。

3DSによる口腔内除菌

お口の中の虫歯菌や歯周病菌はPMTCなどで除去できますが、それだけ完全に除去することはできません。
3DSは『Dental Drug Delivery System』の略で、虫歯や歯周病の予防効果を高めるために行なう予防歯科治療のことです。
方法は、まず歯の表面についているバイオフィルム(細菌の膜)をPMTC(クリーニング)によって除去します。次に抗菌剤の入ったプラスチックのマウスピ-スを5分ほど装着し、細菌に直接作用させてプラークの定着を集中的に抑え、虫歯や歯周病を予防します。